塾探し
わらをもすがる気持ちで出かけた大手学習塾の夏期講習は、鉛筆回しをしていて先生に怒られ、入塾を断念しました。その時はもうダメかな、時間がないなと本当に焦りました。
次に近所の個人塾に行きました。その時の入塾テストの時にBe動詞の “are”を “aer”と書きました。そしたらそこの英語の先生に、テスト中にかかわらず、“こらっ!areも書けんのか!”と叱られました。その先生のあだ名はジミーでした。学生の時アメリカ留学をしてアメリカ人の彼女が少しの間だけいたのが自慢のキャラありありのおっさん先生でした。私はジミーに賭ける事にしました。
入塾前に悩んだ事がもう一つあります。それは塾の費用です。大手の塾は本当に高かった事を覚えています。
ジミーの所もそれなりに生徒がいて高かったですが親にお願いをして払ってもらった記憶があります。私はジミーに英語を、
数学は塾長に教えてもらいました。私は今でもその時が一生分勉強したのではないか、というぐらい勉強しました。
ちなみに私が塾を始めてから母親が家で内職を始め、近所のおばさんが、塾に通うためのバックをくれました。
私は春には偏差値60をマークし晴れて地元はちょっと有名な公立高校に入学しました。